拍子感

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こんにちは。

千葉市稲毛区天台でピアノ教室をしている武井典子です。

 

先日、とあるコンクールを聴きに行きました。

課題曲が決まっているタイプのコンクールだったので、

一日中、同じ曲を繰り返し聴いていました。

 

ずっと同じ曲を聴いていると、

弾く人によって「こんなに違うんだー!」と

へんなところで感心してしまったり・・。

 

そういう中で、ミスなく弾けている演奏でも、

「なんか違うなー」と感じることがちらほら。

そういう場合、拍子感に問題があるのかなぁと思います。

 

拍子感のことは学校で

「〇拍目が強拍、△拍目が弱拍で・・」と習ったかもしれません。

「強い拍」、「弱い拍」といっても、

ただ単純にに強弱があればいいわけではありません。

そこに感覚的なセンスが必要で、

心地よく音楽が流れるような「強い」「弱い」であってほしいのです。

 

拍子感がないと、

テンポが不安定な演奏になってしまったり、

のっぺりとした

いわゆる「ノリ」の悪い演奏になってしまったりします。

 

この拍子感とは、なかなかやっかいで

頭では理解できても、身についていないと

すぐには演奏に反映できません。

 

身体にしみこませておきたい感覚は、

やはり小さいうちが大切。

リズム打ち、拍たたきはもちろん、指揮をしながら歌を歌ったりと

基本をおろそかにせず、繰り返しやっていくしかないですね。