こんにちは。
先日、とあるコンクールを聴きに行きました。
課題曲が決まっているタイプのコンクールだったので、
一日中、同じ曲を繰り返し聴いていました。
ずっと同じ曲を聴いていると、
弾く人によって「こんなに違うんだー!」と
へんなところで感心してしまったり・・。
そういう中で、ミスなく弾けている演奏でも、
「なんか違うなー」と感じることがちらほら。
そういう場合、拍子感に問題があるのかなぁと思います。
拍子感のことは学校で
「〇拍目が強拍、△拍目が弱拍で・・」と習ったかもしれません。
「強い拍」、「弱い拍」といっても、
ただ単純にに強弱があればいいわけではありません。
そこに感覚的なセンスが必要で、
心地よく音楽が流れるような「強い」「弱い」であってほしいのです。
拍子感がないと、
テンポが不安定な演奏になってしまったり、
のっぺりとした
いわゆる「ノリ」の悪い演奏になってしまったりします。
この拍子感とは、なかなかやっかいで
頭では理解できても、身についていないと
すぐには演奏に反映できません。
身体にしみこませておきたい感覚は、
やはり小さいうちが大切。
リズム打ち、拍たたきはもちろん、指揮をしながら歌を歌ったりと
基本をおろそかにせず、繰り返しやっていくしかないですね。