学び続ける楽しさ

 

昨日、今ご指導いただいている先生の発表会に

参加し、演奏させていただきました。

 

思うように弾けずに試行錯誤し、

練習を重ねたことで

初めて見えてくることもあります。

 

だからこそ、自分自身が学び続けることは、

生徒さんへのレッスンにもつながっていると

感じています。

 

「こう伝えると分かりやすいかな。」

「こういう練習方法が効果的かもしれない。」

そんな気づきがひとつ増えるたびに、

生徒さんへお伝えできることの引き出しも

少しずつ増えていきます。

 

何歳になっても新しいことを学ぶのは

楽しいものです。

昨日の学びを、これからのレッスンに生かしながら、

私自身も生徒さんと一緒に成長していきたいと

思います。

舞台が教えてくれること

昨日、無事に発表会が終わりました。

 

生徒さんおひとりおひとりが、

これまで積み上げてきた練習の成果を

精一杯舞台で表現してくれました。

 

緊張しながらも最後まで弾き切った人、

思い描いていた演奏ができて笑顔になった人、

悔しい思いが残った人…。

 

それぞれに違う一日でしたが、

その経験はどれも大切な財産です。

 

私は、舞台での出来事は

日頃のレッスンや練習の積み重ねを映す鏡だと

感じています。

 

だからこそ、結果だけで終わらせるのではなく、

「何ができたのか」

「次は何を大切にしたいのか」

を一緒に振り返り、

これからのレッスンに生かしていきたいと

思います。

 

発表会はゴールではなく、新しいスタートです。

生徒さん一人ひとりの音楽が

これからさらに豊かに育っていくことを

楽しみにしています。

一期一会

 

知人から、ピアニスト・藤田真央さんのエッセイ

「指先から旅をする」をお借りしました。

藤田真央さんといえば、今やコンサートの

チケットを取ることさえ難しいほど人気の、

世界的に活躍されているピアニストです。

 

エッセイには、コンサートのたびに

どのようなことを考え、

音楽と向き合っているのかが綴られています。

ホールの響きやピアノの状態、コンチェルトであれば

オーケストラとの対話。一つとして同じ演奏はなく、

その瞬間にしか生まれない音楽を大切にしながら、

臨機応変に演奏を紡いでいらっしゃる様子が、

手に取るように伝わってきました。

 

これまで「素敵だな」と思って聴いていた

藤田真央さんの演奏を、もっと深く味わいながら

聴いてみたいと思います。

音楽はその場でしか味わえない一期一会のものだと、

改めて感じさせてくれる一冊でした。

ピアノの中の、小さな力持ち

お知り合いの先生から

ピアノのチューニングピンをいただきました。

ピアノの修理工房の不用品だそうです。

チューニングピンとは、

ピアノの弦を張るために使われている金属のピン。

ピアノの中にずらりと並んでいる、あの小さな部品です。

調べてみると、なんと

一本にあたり約90Kgの力で弦を支えているのだとか。

 

毎日ピアノに触れていても、

自分では調律ができるわけではありませんし、

楽器の仕組みを十分に理解しきれているとも

言えません。

でもこうして一つひとつの部品に目を向けると、

たくさんのパーツがそれぞれの役割を果たしながら、

ピアノの音を生み出していることを改めて感じます。

そう思うと、この小さなチューニングピンが、

とても愛おしく感じられました。

 

レッスンでも楽器そのものや音の仕組みにも

時々目を向けながら、

生徒さんとともに音楽をより深く

楽しんでいきたいと思っています。

 

未来のあなたへ-発表会プログラム

発表会のプログラムが出来上がりました。

当教室では、プログラムに演奏曲の紹介文

(プログラムノート)を掲載しています。

曲について調べたり、

「どんなことを大切にして弾きたいか」を

言葉にすることで、自分の演奏を少し

客観的に見つめる機会になればと思っています。

 

またプログラムそのものも、生徒さんたちの

大切な成長の記録です。

だからこそ、できるだけ丁寧に、良いものを

作りたいと考えています。

 

何年も経って、ふと手に取って眺めながら、

「あの頃、こんな曲を弾いたな」

「一生懸命練習したな」と

思い出してもらえたら嬉しいです。

 

ピアノを習った経験が、

生徒さんおひとりおひとりの

人生の糧となることを願いながら

今回も心を込めてプログラムを作りました。

 

 

歌から始まる30分

4月にレッスンを始めた年少さんのIちゃん。

アンパンマンが大好きで、

いつもアンパンマンのついたお洋服を着て

元気いっぱいに教室に来てくれます。

レッスンの始まりはまずアンパンマンの歌。

楽しそうに歌う姿にこちらまで思わず笑顔に。

レッスンではIちゃんのやりたいことの中に

音感やリズム、鍵盤遊びなどの要素を

織り込んでいきます。

 

あっという間の30分。

「もう、終わり?」と尋ねながらレッスン終了。

「楽しい!」気持ちを大切にしながら

音楽の世界を広げていってほしいなと思っています。

音符の向こうに

先日、音楽学者の渡辺裕さんの講座を拝聴する機会に

恵まれました。

日頃の私はどうしても作品そのものや演奏、

指導法といった「音楽そのもの」に目を向けがちです。

しかし渡辺先生のお話は、今回のテーマは

「校歌を歌い継ぐという『文化』」でしたが、

音楽だけを取り出して考えるのではなく、

その時代の社会や文化、人々の暮らしとの

関わりの中で音楽を捉えるものでした。

音楽はその時代の社会、人々の価値観と

深く結びついています。当たり前のようですが、

普段の私は作品ばかりを見つめ、周囲の世界への

視点を忘れがちだったのかもしれません。

講座を通して、自分の視野の狭さに

気づかされると同時に、音楽をもっと多面的に

見ていきたいと言う思いが湧いてきました。

 

これから生徒さんたちにも、

その曲の生まれた背景や時代の空気も併せて

伝えて行ければと思います。