教える 育てる

f:id:takei_piano:20191027153556j:plain

レッスンで
「ここをこうした方がいいんじゃない?」と私。
大概、生徒さんは「はい」とお返事。
でも翌週に変化はあまりなく…
そんなレッスンになってしまうことがあります。

やり方を説明するだけで
教えたつもりになってしまいがち。

そんな時、「育てる」という言葉に引っ掛かりを覚えました。
ふと気になって検索をして出会った一冊の本。↑

その本には
「教育について語られるとき、おおく語りつくされるのは『教える』『教えられる』についてで、語られることのすくないのは『育てる』『育てられる』についてです。教育が『教』と『育』と、二つからなるものであるにもかかわらず、です。
      ー中略ー
『教』としての教育と、『育』としての教育は、もとめるものがちがいます。『教』としての教育がもとめるのは万人のためのマニュアル、『育』としての教育がもとめるのは個性のためのプログラムです。」とあります。

もしかしたらお子さんのピアノレッスンは
「教える」というよりも
「育てる」ことが大切かもしれません。